[映像]チームラボの超主観空間を表現した日本の伝統美「紅白梅図」に息をのむ

増田 吉孝

テクノロジスト集団 チームラボ。最近ではチームラボの猪子さんがメディアで多く取り上げられているので知っている方も多いと思います。

チームラボはこれまでに美しいアート作品を数多く発表していますが、その中でも日本の伝統的な文化や芸術に関連した映像作品はまさに日本文化と”今”をつなぐJapaaanな作品なのです。

今回紹介する映像作品は「紅白梅図 / Red and white Plum Blossom」という作品で、チームラボの提唱する超主観空間を基にした日本の伝統芸術の世界を仮想の3次元空間上で立体的に表現しています。

作品がこちら。

日本画のようなタッチで描かれた作品が3D空間で表現されるこの不思議な世界はヤミツキになります。映像の中に吸い込まれていくかのような感覚はチームラボの作品ならでは。

この作品を見ていて思うのは、映像作品が無かった江戸時代以前の日本人は、浮世絵や日本画などの2D空間をながめながら無意識に頭の中でこのような映像に変換して楽しんでいたのでは?なんて想像も膨らんできます。

小説を読んで頭の中に風景が浮かんでくるように、日本画を見てそこにあるストーリーを解釈し映像化していたのだとしたら…なんて考えてみると、当時の絵画作品もまた面白い見方が出来そうです。

今回紹介した「紅白梅図」は博多の辛子明太子屋「うめ屋 博多店」の店頭で流されているそうなので、お近くの方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

博多の辛子明太子屋「うめ屋」の店頭に、 チームラボが手がけた映像作品「紅白梅図」

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