【7月第3月曜日は海の日】日本ではいつ頃どのように「水泳」が行われるようになったのか?

雲川ゆず

各地で海開きが行われ、さらに本日は「海の日」。ただ海を眺めるのが好きな人、海で泳ぎたい人などさまざまだと思います。

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泳ぐのは川やプールがいい、という方もいるかもしれません。では、日本ではいつごろから「泳ぐ」ことをしていたのでしょうか?歴史をひも解いてみると、意外な事実が見えてきました!

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そもそも水泳はいつごろ生まれた?

日本での水泳の歴史を見る前に、まずは世界における水泳の歴史を簡単に確認しておきましょう。古代エジプトやギリシャ、中国では水泳があったとされています。しかし、現代のような競技形式ではなく、魚や貝を捕ることが目的でした。

そして、19世紀にイギリスで初めて競技としての水泳が始まりました。

島国の日本、水泳は軍事技術として発達

島国の日本でも、水泳は長い歴史を持っています。

特徴は、軍事目的として発達したという点です。武士にとっては、水泳は武芸のひとつで、武芸十八般(ぶげいじゅうはっぱん:中国や日本で武人に必要とされた18種目の武芸で、日本には江戸時代初期に伝わりました)にも数えられていました。

泳ぎ方は「水術」「水練」「踏水術」「遊泳術」「泅水術」などが伝わっています。単なる泳法ではなく、視界を確保したままの飛び込みや、甲冑を着た泳ぎ方や戦い方、立ち泳ぎをしながら鉄砲を撃つなどの技術を磨くものでした。

3ページ目 競技水泳は明治末から大正時代に発達

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