琉球音階を使った曲は数年前からポップスでも見られるようになってきました。そして沖縄民謡を様々なジャンルの音楽と組み合わせてカバーする試みも。
今回紹介するのは沖縄民謡とレゲエ・Dubのサウンド、リズムを融合させたグループDub Mantrasです。Dub Mantrasはレゲエやエスニックなサウンドに、ボーカル/三線のきよ里さんの沖縄民謡の歌声が乗るステキなスタイル。
まずはYoutubeにあがっていた千鳥浜。
シタールのサウンドがめちゃくちゃカッコいいですね。沖縄民謡とシタールがこんなにも気持よく融合するなてステキすぎます。
レゲエと民謡の心地よさってもしかすると近いのかもしれませんね。しみじみ音が体に入ってくる感覚とかはすごく似たものを感じます。
そして次はてぃんさぐぬ花。
こちらはダブサウンドも強調された雰囲気。スモーキーな感じと琉球音階が実に心地いい。そして最後に神々の詩。
レゲエやエスニック音楽、琉球民謡などそれぞれの土地に土着的に生まれた音楽の融合はロックやポップスとは一線を画す魅力があります。こういったルーツミュージックの融合ってハマるんですね。しっかり成立してます。
沖縄民謡だけではなく本土に伝わる民謡も、こういった世界中のルーツミュージックと組み合わせてみるとまた新しい世界が開けてくるのかもしれません。
民謡の音階や和楽器をただ単純にポップスや流行の音に合わせただけのような退屈な作品よりも、もっと深みのあるクリエイティブなサウンドが生まれそう。日本の民謡はまだまだ変化していくことができるんです。