八王子の「萌え寺」として知られる松栄山了法寺。芸能の神様である弁財天を祀っています。
皆に知ってもらえるようにと2009年に設置された萌え看板が大反響。看板設置のみならず、境内でのメイドカフェ、CDリリース、漫画化、ネットラジオの放送、スマホアプリでRPG化と活躍の場は広がり、とうとうフィギュアになりました。
了法寺に奉納されている「とろ弁天像」の縮小版が発売されます。
2010年11月に奉納された「とろ弁天像」は高さ42センチ、幅25センチ。フィギュア作家の宮川武さんが製作されました。大学では仏教美術を専攻していたという宮川氏。フィギュアの手法も取入れつつ仏像として製作したとのこと。照明の少ないところでも写真写りがいいようにはっきりしたカラーリングにしたり、長期の展示を踏まえて退色の対策もされているそうです。
それしにしても斬新すぎる神様の姿に「これでいいの」って思ってしまいますが、現在、お寺に祀られている仏像たちも製作当時の美を表したもの。今の自分たちが素敵だと感じる要素で仏像をつくってこういう形になったのだとしたら、ある意味これが現代の仏像の正解なのかもしれません。
通販予約の受け付けはすでにスタートしており、11月発売予定です。
11月15日・16日に開催される八王子いちょう祭りの会場でも少数限定で販売されるそうなので、実寸のとろ弁天像への参拝も併せてどうぞ。