これは知らなかった!お江戸のご当地野菜「江戸野菜」

小林聖

現在香港在住の私。ローカルの市場(ちなみにこちらでは街市(ガイシ)といいます)に行くと日本では見たことのない野菜や魚をたくさん見かけます。

茄子もびょーんと長いし(米茄子とはまた違った感じです)、きゅうりも日本のとは違うし、ゴーヤもなんだか黄緑だしイガイガないし。

どうやって食べるかわからないお芋のようなものや見た目はごぼうなのに食感がまったく違うもの、緑黄色野菜なんて種類がありすぎて違いがまったくわかりません。

こんな風にその土地に即した食べ物って思いのほかたくさんありますよね。
そういえば今では普通に見かける水菜は、もともとは京野菜、最初に東京のスーパーで見かけてびっくりしたことがありました。(私は関西出身です。)

京野菜は今ではずいぶんメジャーになりましたが、そういえば東京はどうなんだろう?
確か亀戸大根とか練馬大根とかあったよなー、とちょっと調べてみたら・・・やはりありました!江戸野菜というものがあったのです。

さらには、こんなに種類があるなんて!びっくりです。

きゅうり
馬込半白胡瓜(東京都大田区)

なす
砂村茄子(江東区)、蔓細千成(多摩地域)、寺島茄子(墨田区)

かぶ
東京長蕪(滝野川蕪)(北区)、品川カブ(品川区)、金町小蕪(葛飾区)

にんじん
砂村三寸人参(江東区)、滝野川人参(北区)

うど
東京独活(もやし独活)(多摩地域)

タケノコ
目黒の筍(目黒区)

ごぼう
滝野川牛蒡(北区)

うり
鳴子瓜(新宿区)、東京大越瓜(中野区)

かぼちゃ
淀橋南瓜(内藤南瓜)(新宿区)、居留木橋南瓜(品川区)

だいこん
亀戸大根(江東区)、練馬大根(練馬区)、大蔵大根(世田谷区)

しょうが
谷中生姜(台東区)

長ねぎ
千住葱(足立区)、砂村葱(江東区)

葉物
小松菜(江戸川区)、三河島菜(荒川区)、のらぼう菜(多摩地域,埼玉県比企郡(小川町))、しんとり菜(小金井市)

唐辛子
内藤とうがらし(新宿区)

(以上、Wikipediaより)

さらには、「江戸東京野菜普及推進連絡協議会」なる団体まであるそうです。公式サイトでは品目の紹介だけでなく、各野菜の旬がわかるカレンダーまで掲載されています。

その地域の食材は、身体に負担をかけずよいといいます。たぶん気候や環境に一番あっているのでしょうね。

江戸野菜は帰国したら是非試したいと思いますが、よし!ならばこちらの野菜を知るところから初めてみようと決心した私。

しかし、その前に語学の壁が・・・(涙)

江戸東京野菜普及推進連絡協議会

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