流行の兆し? ”手元供養”の世界。尾張七宝で彩色したミニ骨壷

独虚坊

最近、手元供養なるものが流行ってるそうです。

手元供養。文字通り、遺骨を手元に置いておくというか、肌身離さず持ち歩くというか、そんな感じで超身近なところに置き、供養するというアイテムです。

という風にだけ書くと、ちょっと情が厚過ぎる世界をイメージされそうですが、実際の手元供養はもうちょっとオシャレ系なものが多かったりします。宝石を散りばめて、「ソウル・ジュエリー」みたいな名前がついてたり。これはこれで、現代的な供養の形なんでしょう。お墓参りが大変だったり、お墓自体を作るのが、大変な世の中ですしね。


そんな手元供養のアイテムを数多く手がけてるのが、メモリアルアートの大野屋さん。仏事に関する総合サービスを提供している会社であり、名前を聞いたことがある方は多いでしょう。

業界に先駆ける形で「ミニ骨壷」や「遺骨ペンダント」といった手元供養アイテムを展開してきた大野屋さん、新潟県燕市の金属加工による容器に愛知県の尾張七宝で彩色を施したミニ骨壷「まとう」なんてのも販売されてます。


ミニ骨壺は、密閉性と遺骨の保全性を確保しなくちゃいけません。そこで、ネジで容器を密閉することができない尾張七宝と、新潟県燕市のステンレス容器を組み合わせる新たな技術を開発。2013年に「まとう」シリーズとして販売を開始されました。

これがまあ、美しい。そしてどこか、かわいい。それこそ仏壇に納めても、逆に普通のインテリアとしても、違和感がなさそうなライン。グッドデザイン賞を受賞してるのも頷けるものです。3月からは新色として、パールピンクも登場するとか。


社会の急激な変化に伴って、同様に急激な変化をしている、供養関係アイテム。「面白い」と言うのはちょっと不謹慎ですが、でも興味はかなりソソられる世界ではないでしょうか。

まとう|ミニ骨壷|手元供養 – メモリアルアートの大野屋

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