Japaaan読者の皆さんこんにちは、ライターのほおの紅です。去年大流行したモーニングルーティン動画に今更ハマってます。
というわけでお待ちかね(?)、今回はYouTuberもびっくりな江戸幕府将軍のモーニングルーティンを覗いてみましょう!
朝イチで牛みたいに鳴く小姓たち
ここは大奥の手前にある将軍のプライベート空間、中奥(なかおく)。江戸城の将軍の起床は明け六つ(AM6時)。将軍がお休みになっているのは十八畳の御休息之間(ごきゅうそくのま)の上段です。
おっと、世話役の小姓や道具管理係の小納戸(こなんど)が、その部屋に静かに入って掃除を始めました。将軍はその物音で目を覚ました模様。ちなみにこの時点で起きずに寝コケてたら、小姓が容赦なく声をかけて叩き起こします。
ここで、寝ずの番(宿直当番)だった小姓たちが部屋の外に出て「もーーう、もーーう」と叫び触れ回りながら歩き始めました。眠すぎて牛になってしまったのでしょうか。
いいえ、彼らは周りに将軍の起床を知らせるため「将軍様もうお目覚めでござる」という言葉を省略して「もーう」と言っているのです。略しすぎ!!