居酒屋のお通しとは?お通しの意味って何なの?拒否はできるの?

増田 吉孝

居酒屋で出される「お通し」について、大学生が自分たちで行った調査に基づき、条例で分かりやすい表示を義務づけられないか検討するよう東京都に要望しました。
お通し 分かりやすい表示義務づけを NHKニュース

居酒屋のお通し(地域によっては「突き出し」とも言います)が必要か不必要かお客の方が選択でき、わかりやすい表示を義務づけてほしいとの要望を出したそうです。

居酒屋によく行く人はお通しは当たり前になっていますが、確かに学生の頃は自分も疑問に思ったことあります。お通しは無料サービスと思っている人もいるかもしれませんね。(たまにお店によってサービスの所もあります)

そもそも「お通し」はなんの為に出すの?

初めての居酒屋に行く時はお通しが楽しみだったりしますが、そもそもお通しは何の為に出すものなのでしょうか?

調べてみるとお通しの語源は諸説あるそうですが、意味としては調理場に注文をまちがいなく通しました。の意味や、客を席に「お通しする」という意味からきているそうです。

お通しはお客さんから最初の注文を受け、料理が出来るまでの間を持たせるもの。最初の注文時に酒を注文しますが、もちろんお酒のほうが出てくるのが早い。そのときつまめるものが無いと…というわけです。もともとは心づかいからきているものなのですね。

お酒と一緒に肴もあればお酒が進みますし、そうなるとお店側としてもうれしいですしね。

今ではお通しをだす理由はお店によってさまざまになってきていると思います。単純に席料代わりとしてお通しを出しているところもあれば、手をかけたお通しでお客さんに期待感をもってもらう…というお店もあるでしょう。

「お通し」は拒否できるのか?

最初に引用したニュースに書いてありましたが、代表的な居酒屋5グループ10店舗でお通しを断れるかどうか調査したところ、対応が半々だったそうです。

お通しはいらない…という人は注文前に伝えてみましょう。その時に断られることもありますので、そういったお店ではお通しを席料として捉えているのでしょう。

さらにこちらのページには、お通しは「席料」と捉えることもできるため、そのお店は席料をとるに相応しいお店なのか?もしも裁判になったとしたらそこが要になるだろうとしています。

お通しのレベルも、お通しをおかわりしたくなるほど美味しいお店もあれば、一口食べて箸を置きたくなるお店もあり、まちまちです。たいしたことないお通しで「こんな高いの?」と思ってしまうお店にもたまに出会います。

好き嫌いの多い人はお通しに嫌いなものが入っていたら不満でしょうし、お通しを出す意味がお店によって様々になった今となっては、もうすこし明確にしてほしいという考えもわかりますね。

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