誰がやるの?どちらが上位?大相撲・横綱土俵入りの「露払い」「太刀持ち」の秘密

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「露払い」「太刀持ち」とは?

大相撲で横綱の土俵入りを見ていると、白いしめ縄を巻いた横綱は必ず左右に1人ずつ、合計2人の力士を従えて土俵に上がってきます。

2人の力士はそれぞれ「露払い」「太刀持ち」と呼ばれる役割の力士で、横綱が土俵入りを行う間、土俵上に蹲踞の姿勢で控えています。

横綱が単独で土俵入りを行うようになったのは1789(寛政元)年11月場所7日目の谷風小野川が最初でしたが、このとき既に露払いと太刀持ちが横綱に従っていたという記録が残っています。

ただし彼らが控えていたのは土俵上ではなく土俵下で、現在のように露払い・太刀持ちの力士も一緒に土俵上へ上がるようになったのは、1869(明治2)年の鬼面山の土俵入りからでした。

さてこの2名の力士は、いったいどのように選ばれているのでしょうか?
また2名の力士は、通常はどちらが上位の力士なのでしょう?

どんな力士がやるの?

横綱土俵入りで露払い・太刀持ちを務める力士は、原則として「横綱と同部屋、または同じ一門で関脇以下の幕内力士」です。

ただし、同じ部屋の力士同士はもともと本場所で対戦することは優勝決定戦以外ありませんが、同門の場合は取組が組まれることがあり、横綱と対戦することになった露払い・太刀持ちの力士は、その日は他の力士と交代します。

また露払い・太刀持ちの力士同士で対戦が組まれた日は、どちらかの力士が他の力士と交代することになっています。

「大銀杏が結えること」という条件もあるため、出世のスピードが速すぎて幕内に上がっても大銀杏が結えない力士は務めることができません。

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3ページ目 「露払い」「太刀持ち」の力士はどちらが上位?

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