TVを見てたら、あずきばっとうが出てきました。
あずきばっとう。または、小豆ばっとう。ご存知でしょうか。岩手県の郷土料理です。ぱっと見は、名古屋のきしめんと小豆を混ぜたような感じ。このきしめんの如き平麺が「ばっとう」ということになります。不思議な名前ですが、これは「美味いけど、作るのに手がかかるからご法度とする」という、お上からの命令から名づけられたんだとか。
私、このあずきばっとう、食べたことがありません。でも、食べてみたい。というわけで、手探りで作ってみることにしました。レシピはあちこちに出てますが、現物を食べたことがないので、やや「妄想ニホン料理」状態ですが、やってみました。麺の原料は、小麦粉。なので、使う粉はまたしても、これ。
1キロ100円弱。ドンキで売ってる、コスパが高過ぎる小麦粉「たけ」。これを使って、あずきばっとうを偽造してみます。
小麦粉の量は、食べたいだけ用意すればいいですが、まあカップ1杯前後でいいでしょう。「たけ」はコシが強いので、前回のニセやせうま同様、塩なしの水を捏ねながらいれ、程よく柔らかい生地に仕立てます。
生地が出来たら袋に入れてしばらく放置、水が回れば伸ばして、麺切りです。厚さはどれくらいがいいのかわからないので、2~3ミリまで伸ばし、幅は1センチほどでカット。
「ちょっと分厚いきしめん」としか言いようのない生麺が仕上がりました。
麺切りが終われば、麺茹で。茹でてる間に、小豆のセッティングです。といっても、たまたま冷やしぜんざいが冷蔵庫にあったので、これを流用します。何かが根本的に間違ってる気がしますが、小豆は小豆なので、大丈夫でしょう。
やはりニセやせうま同様、きしめんのお化けみたいに茹で上がった麺を、水洗い&冷却。そこへ冷やしぜんざいをぶっかけて混ぜたら、ニセあずきばっとう、出来上がりです。
味は、そうですね、麺のコシと小豆の味が、全然合ってません。見事なコシのあるきしめんに、甘いあんこをかけて食べてるような感じ。正直、駄目です。
本当のあずきばっとうは一体、どんな味がする料理なんでしょう。
宮古の伝承食「あずきばっとう」 – いわて宮古のほっこり味