赤いよだれかけには意味がある。道端のお地蔵さんはなぜ子供の姿をしているのか?

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かわいらしい姿で人気のお地蔵さん

日本各地で、道端などによく鎮座している「お地蔵さん」。かわいらしい姿に心を惹かれ、思わず立ち止まって手を合わせたくなったことのある方も多いでしょう。

最近では、手のひらに乗るサイズの小さなお地蔵さんの置物を販売する通販サイトもあり、人気を博しています。

「お地蔵さん」は、正式名称を「地蔵菩薩」といいます。その名前の由来は「大『地』が全ての命を育む力を『蔵』するように」、苦しんでいる人々を慈悲の心で包み込んで救って下さることからだといわれています。

「菩薩」とは、成仏を目指し修業をする、いわば「修業者」を指し、「如来」に次ぐ存在とされています。

お釈迦さまこと「釈迦如来」が入滅(亡くなること)してから、「弥勒菩薩」が悟りを開いて「如来」となるまでの間に56億7千万年というとてつもなく長い時間がかかるとされているため、その「如来不在の期間」に地蔵菩薩が人々を苦しみから救済する、と信じられてきたのです。

「道祖神」として信仰されてきたため道端に鎮座している事が多いのですが、これは「村の外=あの世(鬼が住んでいる所)」「村の中=この世」という思想が日本にはあったため、あの世とこの世の両方に存在できるお地蔵さんが、村の境界線に立てられたことによるものです。

3ページ目 お地蔵さんが子供の姿である理由

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