皇居ランナー必見!知って走ればもっと楽しい江戸城の門を紹介2「旧西の丸大手門(現・皇居正門)」

小山 桜子

東京のどのエリアからもアクセスが良く、オフィス街からも近い皇居外周路は、日本で最も有名かつ人気の高いランニングスポットのひとつとなっています。昨今のランニングブームもあり、皇居ランナーは年々増加傾向にあるのだそう。

皇居外周にはいくつかの門があり、距離の目安にもなっているようですが、さて、ランナーの皆さん、その門の歴史をご存知でしょうか。実は何気なく走りすぎている方も多いのでは?

しかしながら、スルーしていたあの門も、あの門も、元を辿れば400年の歴史を誇る江戸城の門なのです。門の歴史を知れば、走るのがもっと楽しくなるかもしれません。

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皇居ランナー必見!知って走ればもっと楽しい江戸城の門を紹介1「桜田門」

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西の丸大手門

まず初めに、大変申し上げづらいのですが、今回ご紹介する西の丸大手門の周辺(二重橋広場)は、実はランニングやジョギングが禁止されています。

なぜなら「西の丸大手門」という名称は江戸時代の旧称で、現在は「皇居正門」として現役バリバリの門だからなのです。

そのため、一般の方がこの門を間近に見たり通ったりできるのは、天皇誕生日や新年などといった一般参賀の日のみ。しかしながら、そのレアさもあってか、皇居内の数ある門の中でも特に人気が高く、歴史的にも大変価値のある門ですので、今回はあえてご紹介させていただきます。

3ページ目 もとは二重構造だった

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