徳川家重にまつわる「珍説」とは?
歴史の中には、ときどき「それって本当!?」と耳を疑いたくなる、都市伝説のような珍説があります。
「暴れん坊将軍」として知られる徳川八代将軍・吉宗の長男である徳川家重は、なんと
「実は女性だったのでは!?」
とまことしやかに囁かれています。
この珍説の発端は、1958(昭和33)年に芝増上寺の将軍廟の改修工事に伴う遺骨調査が行われ、発掘された家重の遺体に女性と疑われる特徴が見られたことでした。
また家重の生前のエピソードにも、女性だったのでは?と疑われるものがいくつか残っています。
しかしこれが仮に事実だとすると、彼の嫡男で十代将軍となる家治の父親はいったい誰だったのか?という大きな疑問が沸き上がってきます。