2014年に映画化され大ヒットした「超高速!参勤交代」。2016年には続編となる「超高速!参勤交代 リターンズ」も公開されましたが、脚本を務めた土橋章宏さんによる時代小説「引っ越し大名三千里」が、「引っ越し大名！」として映画化されることになりました！
「引っ越し大名！」の”江戸時代の引っ越し”がテーマという、「超高速!参勤交代」ファンであれば気にならずにはいられない内容に。監督を務めるのは映画「のぼうの城」を手掛けた犬童一心監督です。
参勤交代をはるかに上回る費用と労力がかかる無理難題の国替え（引っ越し）を生涯に7回も命じられ、「引っ越し大名」と呼ばれた実在の大名・松平直矩（なおのり）。
そんな大名のエピソードを基に、お国の一大事を救うために侍の主人公・片桐春之介を含む姫路藩の藩士たちがあらん限りの知恵と工夫で乗り切ろうと奮闘するストーリー。
主人公の片桐春之介を演じるのは星野源さん。さらに高橋一生さん、高畑充希さんの出演も決定しています。そして本日、追加キャストとして、引っ越し大名・松平直矩役には及川光博さんが演じることが発表されました。
さらに多額の費用工面に協力する勘定頭・中西監物役には濱田岳さん。勤勉で将来有望な藩士・山里一郎太役には小澤征悦さん。次席家老・藤原修三役には西村まさ彦さん。春之介を引っ越し奉行に命じる国家老・本村三右衛門役には松重豊さんが演じます。
「引っ越し大名！」は2019年8月30日（金）に全国公開されます。
「引っ越し大名！」ストーリー
姫路藩書庫番の片桐春之介は、人と話すのが苦手で、いつも書庫にこもりっきりで、周囲から「かたつむり」とあだ名される引きこもり侍。あるとき、藩主の松平直矩（なおのり）は、幕府から国替え（引っ越し）を言い渡される。行先は遠く離れた豊後（大分県）の日田。
藩まるごと1万人の引っ越しという、参勤交代をはるかに上回る費用と労力が必要な一大事業。これを成し遂げるには、引っ越し奉行の手腕にかかっている。お国最大のピンチに、いつも本ばかり読んでいるのだから引っ越しの知識があるだろうと、春之介に白羽の矢が立つことに。
国替えの減封による人減らし。無理難題とも言える大役に怖気づく春之介だったが、幼馴染で武芸の達人・鷹村源右衛門の説得もあり、嫌々引き受ける羽目になる。しかし、引っ越しの経験がない春之介は、どこから手をつけて良いか見当がつかない。そこで、前任の引っ越し奉行の娘である於蘭に助けを借りることに。こうして源右衛門たち仲間の協力や於蘭の厳しい引っ越し指南に助けられて引っ越しの準備が始まった！与えられた期限は3か月！
果たして春之介はこの一世一代のプロジェクトを知恵と工夫で無事に成し遂げ、国を救うことができるのだろうか？！