明治時代にシリーズもので刊行されていた図案集「美術海」を無料でオンライン公開している、アメリカのスミソニアン博物館。
明治時代の美しい図案コレクション「美術海」が無料ダウンロード公開
様々なアート作品がアーカイブされているスミソニアン・ライブラリーでとっても嬉しいデータが無料ダウンロードできることを知りました!アートやデザイン、ファッションに携わる方は絶対にダウンロードし手元に置い…
美術海の他にも、波紋柄だけをただひたすらに描いて紹介している明治時代の図案「波紋集」など、日本で刊行された書物も数多く所蔵し、オンラインで公開しています。
ダウンロード可!伝統文様の波紋柄だけをただひたすらに紹介した明治時代の図案集「波紋集」が凄すぎる!
以前Japaaanで紹介した、明治時代に作成された美しい図案コレクション「美術海」[insert_post id=24248]「美術海」は現在、スミソニアン博物館のオンラインライブラリーか…
そんなスミソニアン博物館のオンラインライブラリに、明治時代に刊行された、着物で使われる柄の見本を紹介した雛形本「八千草」が公開されています!
「八千草」は明治時代に十数巻に分けてシリーズものとして発売されていた木版画で摺られた柄見本帳で、着物の柄の他に羽裏で使われる柄なども紹介されています。著作者には「上野清江」と書かれていますので、昭和30年に人間国宝となった染色家の上野為二の父・上野清江による作品と思われます。
この「八千草」、中古本屋では3〜4万円もの値が付けられているのですが、スミソニアン博物館では所蔵する6巻、8巻、14巻、15巻を無料で公開しているのです。
4巻分の柄見本は120柄を超え、ズームアップして柄の詳細なども確認できますので、十分デザインの参考資料として活用できるでしょう。じっくり見たい場合にはPDFファイルなどでダウンロードも可能です。
それでは、スミソニアン博物館では所蔵する6巻、8巻、14巻、15巻をどうぞ!