2018年10月追記:2018年12月公開予定でしたが、公式から2019年中の公開に延期したことが発表されました。
戦時中の広島県・呉を舞台に、一人の女性・すずさんの前向きに生きる人生を描いた、こうの史代さんの同名の漫画を原作としたアニメーション映画「この世界の片隅に」。
2016年の公開以来、現在もなお映画館でロングラン上映が続いている「この世界の片隅に」ですが、別バージョン「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」が本年12月に公開されることになりました。
この別バージョンでは、主人公すずと、すずが嫁ぎ先の町で初めて出逢う同世代の女性リンとの交流を描いた、昭和19年秋と昭和20年冬から春にかけてのエピソードが追加されるとのこと。原作を知るファンからは、すずとリンとが交流する場面を多く描いてほしいとの声もあったので、ファンにとっては嬉しい場面追加となるでしょう。
さらに、妹すみを案じて過ごす中で迎える20年9月の枕崎台風のシーンなどが追加されるとのこと。
別バージョンのタイトルには「(さらにいくつもの)」が追加されましたが、これは片渕須直監督によるタイトル案で、それを原作者のこうの史代さんが快諾したものなのだそう。
すでに別バージョンの公式サイトがオープンしており、12月の公開まで、ファンにとっては待ち遠しい日々が続きそうです。
2018年10月追記:2018年12月公開予定でしたが、公式から2019年中の公開に延期したことが発表されました。