ここに気づいてほしい!和風建築をシンプルに楽しむ魅力ポイント

渡邉沙也加

いままで興味の薄かった分野が趣味になった!なんて経験はありませんか?今回は、日本の文化遺産にも多く登録されている「和建築」の魅力について紹介します。趣味まで広がると、とても楽しいですよ!

和建築とは?

本来の言葉としては「和様建築」というのが正しいのですが、建築に関心が薄い人の場合、「和建築」「和風建築」というのが一般的。※以下、「和建築」と統一します。

和建築とは、日本固有の形式でつくられた建築のことを指します。平安時代を通して日本人に馴染むように変化させていき、鎌倉時代に中国の建築と区別したものを「和様」という言葉で表したそう。

つくりかたの違いの一例としては、真壁という構造。現代の柱が壁の中に収まる形とは異なり、柱を壁の外に出す形式です。これは除湿器などが存在していない時代に、室内の空気をその柱から吸収・排出することで、湿度を一定に保つという古人の知識。材料の性質を生かしたつくりかたに、魅了される人も多いのです。

ここに気づいてほしい!和建築の魅力ポイント

上記のように構造の話になると、難しいポイントは避けれません。もっとシンプルに楽しむ魅力ポイントを紹介します。

木と緑のコントラスト

日本建築は「木」を使用します。また繁華街でも、森林は多く存在していました。今でも綺麗に保存されている和建築は、周囲の緑も一緒に保管されていることが多く、そのコントラストを楽しめます。

人が集中する地域に住んでいる人であれば、現代との違いを確実に感じることができるでしょう。家を支える木材が色褪せてしまっていても、自然の力を借りて建築された感動に気づくはずです。

2ページ目 和建築の歴史に触れて、時代を感じてみよう

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