日本気象協会が東京で面白い試みをおこないますよ。
東京の「豊島区立 目白庭園」「文京区立 肥後細川庭園」「ホテル椿山荘東京」の3施設で実施されるのは、和傘の無料貸し出し。日本気象協会が推進する「熱中症ゼロへ」プロジェクトの一環として行われるこの企画は、日本の伝統的な暑さ対策である日傘を使って直射日光を遮る体験をしてもらうという目的があります。
「熱中症ゼロへ」プロジェクトは、熱中症にかかるかたを減らし、亡くなってしまうかたをゼロにすることを目指して、一般財団法人 日本気象協会が推進するプロジェクトで、2013年夏のプロジェクト発足以来、熱中症の発生に大きな影響を与える気象情報の発信を核に、熱中症に関する正しい知識と対策をより多くのかたに知ってもらう活動を展開してきました。
和傘の無料貸し出しをおこなう企画は今年で3回目を迎えるもので、和傘の無料貸し出しに加え、本プロジェクトが訪日外国人向けに初めて作成した「英語版の折り紙仕掛け付き熱中症予防啓発リーフレット」も配布されます。和傘、折り紙という親しみやすい日本の伝統文化を通して、より多くの訪日外国人に具体的な熱中症予防・対策法を伝えていきたいという目的もあるそうです。
和傘を日傘用途に使うというのは現代ではなかなか馴染みはありませんが、和傘が街にあふれる光景はとっても素敵。
2020年の東京オリンピックは真夏に行われますから、オリンピックの会場周辺でこのような和傘無料貸し出しを行ったら、素敵な光景が街に広がるかもしれませんね。