巨匠登場!本日の「美の巨人たち」は横山大観のピンクで統一された可愛らしい異色作

増田 吉孝

本日5月12日(土)にテレビ東京で放送される「美の巨人たち」は、巨匠・横山大観が登場です。

日本美術界の巨匠のひとりとして名高い横山大観。明治時代〜昭和時代にかけて活躍した横山大観は富士山を題材とした作品を多く残したことでも有名ですが、「美の巨人たち」で取り上げられる作品は「流燈(りゅうとう)」。

この作品はピンクで統一された可愛らしい淡い色調が印象的。横山大観の数ある名作の中でもかなり異質な作品なんだとか。作品タイトルの”流燈”とはいわゆる「灯篭流し(とうろうながし)」のことで、ヒンドゥー教徒による灯籠流しがテーマなんですが、流れる灯籠が描かれていないません。なぜなのでしょうか?

しかも大観の人生の中でどん底と言える時期に描かれたこの作品が、大観の巨匠としての道を切り開くことになります。転機となったこの作品にはどんな秘密が隠されているのでしょうか? 美の巨人らしい、作品のその先にあるドラマや秘密にせまる内容になっているようです。

生誕150年を迎えた今年、東京国立近代美術館では「横山大観展」が開催されていますが(6月8日からは京都国立近代美術館で開催)、この展覧会では「流燈」も展示されていますので、展覧会に行った人、これから行く予定の人は要チェックですね。

『美の巨人たち 横山大観「流燈」』は5月12日(土)22:00からテレビ東京で放送されます。後日BS JAPANでも放送予定。

KIRIN~美の巨人たち~

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