大正〜昭和初期のモダンデザインにスポットをあてた「大正モダーンズ ~大正イマジュリィと東京モダンデザイン~」開催

Japaaan編集部

大正から昭和初期にかけてのモダンデザインに焦点を合わせた特別展『大正モダーンズ ~大正イマジュリィと東京モダンデザイン~』が、日比谷図書文化館で開催されます。

「イマジュリイ」とは、大正から昭和初期にかけて、マスメディアの発達、印刷の技術革新によって数多く生み出された、書籍、雑誌、パンフレット、絵はがき、広告などの大衆的な複製印刷物のこと。イマジュリイによって発展した日本の出版界では、竹久夢二や小村雪岱など、人気画家たちが小説や雑誌の挿絵、書籍の装丁を手がけ活躍していました。

今回の特別展では、商業デザインという概念が生まれた当時のグラフィックデザイン、ファッションなどを6章構成で紹介していきます。

第1章 大正のデザイン ―杉浦 非水と大正の商業図案
第2章 東京大正パブリケーション ―美術家たちの挑戦
第3章 子供ワールドと華と女性 ―カワイイの原点
第4章 新時代のジャポニスム ―小村 雪岱と浮世絵イマジュリィの世界
第5章 ポップ・カルチャーの洗練 ―映画、演劇、舞踊、音楽のパンフレットデザイン
第6章 銀座・東京モダニズム ―大正のファッション&ライフスタイル

現代でも人気の高い竹久夢二らの作品が並ぶ同展。見どころは、当時のデザインシーン、ライフスタイル、ファッションなど、現代でも清冽な印象を与えるモダンデザインの数々。明治から昭和にかけてのデザインの第一人者である杉浦非水による図案、タバコパッケージデザイン、人気画家が手掛けた装丁や挿絵は必見です。

大正ロマンを代表する高畠華宵の表紙絵、口絵には、当時の流行の先端の女性が描かれました。キネマ(映画)、演劇、音楽、カフェ、モダンファッションが花開き、銀座を始めとする東京が流行の中心地となり始めたのもこの頃です。同展では、華宵の作品やデパートや化粧品の広告、マッチラベルを通して、当時のモダンデザインやライフスタイルが東京を中心に紹介されます。

同展は、先日Japaaanでご紹介した、東京ステーションギャラリーで開催される竹久夢二の企画展との連動開催。

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現代でも清冽な印象を与えるモダンデザインの数々。大正ロマンや、昭和モダンテイストのファン垂涎の展覧会です。

大正モダーンズ ~大正イマジュリィと東京モダンデザイン~

会 期:2018年6月8日(金曜日)~2018年8月7日(火曜日)
休館日 6月18日(月曜日)、7月16日(月曜日・祝日)
観覧時間:平日 午前10時~午後8時、土曜日 午前10時~午後7時、
日曜日・祝日 午前10時~午後5時(入室は閉室の30分前まで)
会 場:千代田区立日比谷図書文化館 1階特別展示室
観覧料:一般300円、大学・高校生200円

 

特別展 大正モダーンズ ~大正イマジュリィと東京モダンデザイン~ | 日比谷図書文化館 | 千代田区立図書館

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