苦手な人は要注意!?夏の怪談話を描いた浮世絵まとめ

ぽん

暑い夏を乗り切る為の手段の一つとして、肝試しや怪談話があります。今回はその怪談を描いた浮世絵をまとめてみました。

 ≪かさねぼうこん 尾上菊五郎≫歌川国芳

「ぼうこん」とは、漢字で書くと「亡魂」。つまり、亡くなった方の魂、また、成仏できずに彷徨っている霊魂を意味しています。要は幽霊ですね…。

 ≪お岩ゆう霊 尾上菊五郎≫歌川国貞

この頃(1836年頃)には、既に「お岩さんの幽霊話」は、有名だったようです。

 ≪お岩ぼうこん≫歌川国貞

 ≪お岩ぼう霊≫歌川国貞

同じお岩さんでも、四枚並べると全然違いますね。

≪稲葉の介 市村羽左衛門≫歌川国貞

 

 ≪百物語 さらやしき≫葛飾北斎

さらやしきとは、お菊さんが皿の枚数を数えていくという、有名な怪談話の一つですね。

 ≪清玄の霊桜姫を慕ふの図≫月岡芳年

現代と違い、これらが書かれた江戸時代にはテレビなどは無く、当然映像を見ることもなかったでしょう。書物や舞台、絵画を見ながら、想像を膨らませ怪談話を楽しんだに違いありません。身も心も一気に涼しくなる手段としては、現代も同じですね。

この記事の画像一覧

シェアする

モバイルバージョンを終了