日本郵便からとってもゴージャスな切手が発売されます。4月20日(金)から発売されるのは、江戸時代の絵師・俵屋宗達(たわらや そうたつ)の代表作のひとつである風神雷神図屏風がデザインされた特殊切手「切手趣味週間 風神雷神図屏風」です。
この「風神雷神図屏風」の切手は、日本郵便が毎年4月20日を含む1週間を切手趣味週間としている、その活動の一環で発売されるもので、これまでにもさまざまな国宝が特殊切手になって発売されてきました。
贅沢に全面に貼りつめられた金箔、そしてそこに描かれる風神と雷神は作品の両端に配され、両者の絶妙な距離感は今見ても新鮮に写ります。
俵屋宗達という名前よりも風神雷神図の作品のほうが一般的には知られているかと思いますが、この作品は描かれた当時はあまり知られていなかったそうですね。そのためこの作品に関する記録などは残っていないそうですが、後に尾形光琳がこの風神雷神図を模写し、その模写した風神雷神図を今度は酒井抱一が模写したというから、人気絵師にとっても非常に魅力的な作品だったことがわかります。
実際に切手として使用する人はなかなかいないと思いますが、コレクションアイテムに値するほど、ゴージャスで美しい切手ではないでしょうか。
特殊切手「切手趣味週間 風神雷神図屏風」は、82円郵便切手10枚セット(820円)と、10枚セットを含む切手帳(1,250 円)が用意されています。