Japaaanでも度々、展覧会情報などを紹介している、大正ロマンを代表する画家「竹久夢二」。夢二は多くの女性を描いた画家ですが、そのスタイルは夢二ならではの独特で、「夢二式美人画」と呼ばれることもしばしば。
モダンとレトロな雰囲気が同居する作品の数々は今でも多くのファンをとりこにします。東京・文京区の「竹久夢二美術館」を始め、全国には竹久夢二の作品を取り合う取り扱う美術館が複数あり、夢二の人気のほどが伺えます。
昨年には夢二の男としての本質に向き合った映画「夢二 愛のとばしり」も公開され、夢二の生き方そのものにもスポットが当てられました。
これは見なきゃ!大正ロマンを代表する画家・竹久夢二の愛を描く映画「夢二 愛のとばしり」公開
大正ロマンを代表する画家・竹久夢二。夢二の描く美人画は現代でも非常に高い人気を誇っており、展覧会などは今でも多くの人が詰めかけます。作品の中で女性が来ている着物のデザインなどを実際の浴衣のデザ…
今回紹介するのは、夢二が大正10年(1921年)に完成させたつづきものの作品集「竹久夢二 女十題」。夢二の代表作のひとつに数えられる本作は、10人の女性が情緒あふれる雰囲気で描かれ、女性ひとりひとりの表情を見ていると、その女性のバックボーンが知りたくなり、とても興味を惹かれてます。
「黒猫」「朝の光へ」などは比較的有名なので、見たことがある方もいるのではないでしょうか。10人の女性の多くは着物姿で描かれていますので、その色合わせや髪飾りなどに注目してみても面白いかもしれません。
それでは、竹久夢二の代表作「女十題」をどうぞ。