土偶や土器もモチーフに!俳優・井浦新さんの日本文化インスパイア系ブランドがかっこいい

小山 桜子

NHK Eテレの番組「日曜美術館」司会でおなじみの井浦新さん。彼の持つ知性と不思議な吸引力は年齢を重ねるごとに多くの人を魅了し、ますます活躍の幅を広げています。俳優としてテレビやスクリーンの中で唯一無二の存在感を放つ井浦さん、アートシーンでは、一般社団法人・匠文化機構理事長に就任されていることでも有名です。

そんな井浦さんがディレクターをつとめるファッションブランドが、「ELNEST CREATIVE ACTIVITY(エルネストクリエイティブアクティビティ)」(以下、エルネスト)です。そのアイテムは日本に古くから息づいてきた伝統技術・工芸品からインスパイアされたものばかり。「旅」という一貫したテーマに基づいてデザインされた、洋服のほか様々なアウトドアシーンで役立つアイテムも豊富にラインナップ。井浦さん自身が日本中を旅し続ける中で出会った貴重な素材や技術、文化がアイテムひとつひとつに生かされています。アイテムの奥行きや背景を知れば知るほど、使えば使うほど愛着がわく。今回はそんなエルネストの大注目アイテムをご紹介します。

YOKOSUKA JAMPER‘THE ROOTS’ starring HUMAN MADE

今年人気再燃のファッションアイテム、スカジャン。人と差をつける、こんなスカジャンはいかがでしょうか。ブランド10周年記念にエルネストがNIGO®️氏がデザインするレーベルHUMAN MADEとタッグを組んだ記念スカジャンは、金色・銀色のリバーシブル仕様です。金地をおもてにすると、胸に御朱印ともみじ、背中には翼を広げる天狗が舞い降ります。これを着て京都の鞍馬寺などに行けたら最高でしょう。

反対に銀地をおもてにすると、縄文時代の土偶と土器がシンボリックにデザインされ、一味違う存在感を放ちます。すべてのものに生命の宿りを感じ、自然と対話しながら訥々とモノづくりに打ち込んできた縄文人。アイテム名の「THE ROOTS」は、エルネストが大切にしてきたモノづくりのスピリッツです。両面に施されたモチーフはそれぞれが手刺繍の力作です。

KOSHI-FUROSHIKI TEE

見てください。まるでヤジキタが背負っていそうな、格子柄の風呂敷包みがプリントされたこのTシャツ。江戸時代の人はこの風呂敷一枚背負って、どこへでも旅に出ました。エルネストの手にかかると、野暮ったさがどこへやら、とてもスタイリッシュに見えるから不思議です。

Yoi Yami ALOHA SHIRT

こちらは井浦さんご自身が撮影した竹林を、そのままプリントしたこだわりのアロハシャツ。すっと伸びる竹のシルエットが作り出す縦のラインはスタイルアップを叶えてくれそう。細部までこだわりが詰め込まれたアロハシャツのボタンは竹製なのだそう。

ELROPE PARKA

冬に大活躍の裏起毛プルオーバー。肩回りをぐるりと装飾するスタイリッシュな縄目模様はまさしく縄文を想起させ、先人へのリスペクトを表す一枚です。カラーはネイビー×ホワイト、ホワイト×ベージュ、ブラック×クリアの3色展開。

【Nodate Mug】NODATE PLATE SELECT

井浦さんの美意識は洋服以外にも形を成しています。こちらのお皿は、室町時代から今に伝わる会津塗。選び抜いた天然木に漆を塗り、ヘラジカの革ひもを提げた逸品はアウトドアで活躍します。漆といえば、職人さんが何重にも塗り重ね、磨きあげることによってピカピカに仕上げた漆器がほとんどですが、塗り重ねる回数を少なくして元の木の風合いをあえて残したことで、より温かみのある器にしあがっています。

いかがでしたか。見ているだけで感性を刺激されるエルネストのアイテム、ぜひお手元にどうぞ。

ELNEST CREATIVE ACTIVITY OFFICIAL SITE | エルネスト

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