クラウドファンディングでわずか34時間で目標達成。現在も支援を募集している、国産の漆に関連したプロジェクトを紹介します。今回紹介するプロジェクトは、世界にただ一つ、国産欅と国産ウルシを使ったボールペン&万年筆「URUSHI-PEN」です。
今日、日本の漆工芸品で使用されている漆は、実は中国や外国産の漆を使っていることがほとんど。なんとその割合は、外国産漆が95%も占めている状況。原因は日本の生産量の低下。そして外国産の価格の安さによるものなのだそう。
高価で生産量が少ない日本の漆ですが、日本の漆には外国産の漆とは大きく違う異なるがあります。それは、漆に含まれるウルシオールという成分の割合。中国産漆は5~10%ですが、日本産漆は65~70パーセント含まれているため、漆の特徴でもある艶や強靭な表面を実現しています。
「URUSHI-PEN」では、この国産漆にこだわり、作られています。そしてペンの材料には日本原産の高級銘木である国産ケヤキを使用。漆を塗り重ねていくことでその木目の美しさはより引き立っていきます。
日本古来から塗料として使用され、日本の風土にマッチする漆と、日本で育った耐久性抜群のケヤキ。この国産素材の2つが融合することで、いつまでも長く愛しつづけられるボールペン&万年筆が出来上がりました。使い込むことで光沢や透明感などの表情がどんどん変化していき、より自分に馴染むのも魅力でしょう。
国産漆産業の復活を応援する意味でも、とても素敵なプロジェクトではないでしょうか。すでに目標達成している「URUSHI-PEN」ですが現在も支援募集中なので是非チェックしてみてください。