横綱の真っ白なしめ縄のルーツは白黒?最高位が横綱と呼ばれる理由もご紹介

芳川末廣

大相撲の最高位が横綱と呼ばれる理由

2017年の大相撲九月場所は3横綱が休場という異例の事態になってしまいました。4横綱時代に突入した矢先の相次ぐ休場とあって、ニュースなどでも大きく取り上げられています。

大相撲の象徴的な光景といえばやはり、横綱の土俵入り!大きな力士達のなかでもひときわ立派な横綱が真っ白なしめ縄を締めて登場すると、国技館は大きな歓声に包まれます。

現在「横綱」というと番付最高位の力士のことを指しますが、本来は階級のことを指す言葉ではありません。相撲行司の家元・吉田司家(よしだつかさけ)から、特別なしめ縄「横綱」を締めることを許された、力量抜群の大関のことを指した言葉です。

本場所の番付に「横綱」という表記が登場したのは1890年の西ノ海という力士が最初で、その約20年後にようやく横綱が最高位であるということが成文化されたのだそうです。

2ページ目 特別な綱は大阪で発祥!?

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