畳の敷き方には「切腹の間」といういかにも縁起の悪そうな敷き方があるそうです。
それにしてもなんちゅう名前を…。さっそく、その切腹の間がこちらの敷き方。
四畳半ですが違いがわかりますかね? 左側の切腹の間のほうは畳の敷き方が左巻きになっていて、四畳半のこの敷き方がいけないらしいのです。
これは今まで知りませんでした…。畳のある生活をこれまでずーっと送ってきましたが、敷き方にこんな違いがあるとは。。。
さらに隣の部屋が3畳の部屋で合計7.5畳の場合、3畳の部屋が検死を行う場所だったという事で縁起が悪いというのもあるそうです。。。
⇒和の知識
それからこちらのブログに書かれていたのですが、家の畳の敷き方がたまに切腹の間方式になっている事があるそうなんですね。
そこですぐに思いつくのが自分で敷き方を変えてしまえばいいじゃない…ということなのですが、ところがそうもいかないらしく、畳って一見すべて同じ大きさのように見えますが実は部屋のちょっとした歪みなどに対応するべく、その部屋毎に合わせて採寸されているそうなんで。
なので敷き方を簡単に変えるっていうのができない事があるんです。そこでこのブログのかたはそのままにしているそうです。まぁ多分僕も放置するだろな…。
こういうのって、住んでいる本人の気持ち次第でしょね。
さらに絶対にダメという感じではなく、左側に床の間がある場合などは仕方ないので切腹の間方式に敷くこととかあるそうです。ちょっとゆるめな感じの考えなんですね。
でもまぁ気にする人からしたら「切腹の間」というフレーズは気になっちゃうよね。和室がある家に住んでいる人はちょっと気になってきたんじゃないでしょうか…。
由来がまだ調べきれていないのですが、四畳半というのは昔は武士が切腹する際に使用され、真ん中の半分の畳を剥がして使われたという説もあるらしく、また千利休が切腹させられたのも四畳半の茶室であったことなど、由来としてつながりそうなものがありました。
切腹の間と言うからにはやはり、その時代の習わしが影響しているのでしょう。
via: http://hsgn.tumblr.com/post/406139567
■関連・参考リンク
・吉田敏彦建築設計室のブログ 切腹の間。
・新選組考察
・白色夢想: 切腹の間