その名も冨嶽大舌景!ローリング・ストーンズと浮世絵木版画の職人が奇跡コラボ

Japaaan編集部

これまでにも数々の海外アーティストやアニメキャラクターが浮世絵で描かれてきました。KISS、IRON MAIDENに続き、大御所のロックグループ・The Rolling Stones(ローリング・ストーンズ)との浮世絵コラボが満を持して登場です。

ローリング・ストーンズといえば、ミック・ジャガーのくちびると舌をモチーフにしたロゴ。浮世絵のタイトルはロゴの舌に敬意を表して『富嶽大舌景』。

今回のコラボレーションでは、あのベロと葛飾北斎の冨嶽三十六景・神奈川沖浪裏を彷彿とさせる荒波と富士を融合させた、ダイナミックな構図が誕生しました。原画制作は京の町絵師として活躍中の深谷冬奇氏。

コラボ浮世絵は、赤舌と青舌の2バージョンが制作されています。シンプルなthe Rolling Stonesのタイトルの下には、赤舌に青富士、青舌には赤富士が配されて、くっきりとしたカラーコントラストがインパクト抜群です。

背景には、浮世絵の役者絵や美人画の背景に使われている雲母摺(キラ摺)が用いられ、摺り込まれた雲母の細かい粒が華やかさを加えています。やっぱりロックは派手さが大事。

雲母摺は、角度を変えて観ると光沢が現れる伝統的な浮世絵摺の技法で、版木で色をのせた後に、同じ版に糊を混ぜた水を摺った上に雲母粉をふりかけ、刷毛で不要な粉をやさしく払って仕上げます。こちらで、職人による雲母摺の工程を動画で見られますよ。

ロックテイストと浮世絵の見事なまでのフュージョンを魅せてくれるローリング・ストーンズ浮世絵。3図目は、ストーンズのロゴの周りを躍動感あふれる龍が囲む構図となっていて、こちらも実にカッコイイ仕上がりとなっています。

今回のコラボ浮世絵は、明治24年京都で創業の現在日本で唯一の手刷木版和装本の出版社、『芸艸堂(うんそうどう)』が制作を手がけました。

さまざまな彫刻刀を使い、色ごとに掘り分けた版数は10版。人間国宝が漉いた越前和紙に22回も摺り重ねて、一枚ずつ丁寧に仕上げられています。価格は86,400円(税込)で初版限定制作となります。2017年5月15日から販売中。

浮世絵とロックの相性は抜群。このカッコよさは、ローリング・ストーンズファンならずとも欲しくなってしまう逸品です。

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