何ですかこの美しき酒杯は!伊勢志摩サミットで使われた萬古焼の酒杯が限定復刻!

増田 吉孝

何ですかこの美しい酒杯は!

昨年5月26日、27日に開催されたG7 伊勢志摩サミット。サミットの中ではワーキングディナーと言われる初日の晩餐会や安倍総理大臣夫人主催夕食会なども行われていました。

そのディナーの際に乾杯で使用されたのが、今回紹介する杯「萬古焼の酒杯」です。

これは美しい杯ですね。

この美しい萬古焼(ばんこやき)の酒杯が、このほどクラウドファンディングで限定復刻、販売されることになりました。

高台が特徴のこの酒杯は、300年の歴史を持つ三重県四日市の伝統工芸品「萬古焼」の工芸士・清水醉月さんによる作品。清水さんは平成2年の天皇陛下「即位の礼」にて献上もされています。

萬古焼には陶器と磁器の間の性質を持つ半磁器に分類される製品が多くあり、急須や耐熱性に優れた土鍋が代表的。急須においては粘土を無釉で限界まで焼き上げる焼〆技法によりお茶が美味しく出ると言われています。

限定復刻するこの酒杯は、四日市萬古焼の紫泥・盛絵の伝統技法を生かし、現代に調和することを目指してつくられた逸品で、寸法は口径80㎜高さ90㎜で持ちやすい設計になっています。

目を引く高台には金とプラチナで青海波があしらわれ、杯部には桜と松竹梅が盛絵で施されています。萬古焼の盛絵は独自の不透明な色彩のもので含金のピンクに発色する腥臙脂に特徴があるのだそう。二度三度と盛り付けた後に草花にぼかし技法を加えて味わい深い盛絵となっています。

クラウドファンディングでは金とプラチナのペアでの提供となっています。ペアでの価格は¥200,000。そのほか、¥10,000から萬古焼のぐい呑みなども用意されています。

伊勢志摩サミット晩餐会にて乾杯に使用された三重の伝統工芸、萬古焼の「酒杯」を限定復刻。- ENjiNE(エンジン)

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