日本の伝統織物、亀田縞って知っていますか?
農民の日常着として生まれた、新潟県の亀田地区に伝わる310年ほどの歴史を持つ綿織物です。泥や水に強い織物をと、農民たち自らが自作したのがはじまり。洗えば洗うほどしなやかになる特徴もあり、機能性と衣類としての快適性から全国的にも知られる織物になりました。
しかし、ここ数十年で日本人の衣類が和服から洋服絵と移行したことで、亀田縞の歴史は一度幕を閉じたのだそう。しかし2005年に織物職人たちが後世に亀田縞を伝えようと復活したのです。
そんな不屈の亀田縞とメンズファッションブランドのFACTOTUMが出会い、素敵なアイテムを発表しました。
亀田縞の独特な縞模様のデザイン性を活かしたスタンドカラーシャツや、亀田縞を襟元に配したりポイントとしてパッチワークのように使用したデニムジーンズやGジャンなど。300年以上の歴史を持つ伝統的な織物が現代のファッションと見事に融合しています。
亀田縞xFACTOTUMのアイテムはおな伝統工芸を守りたいという正義感からではなく、その機能性とデザインを兼ね備えた一つの生地として亀田縞に可能性を見出したために誕生したものなのだそう。
伝統工芸を守るために伝統工芸と現代ファッションとを結びつける試みは今日では数多くみられますが、守り次世代につなげるためにはそのプロダクトが「本当に使いたい!」と思われるものでなければ意味がありません。亀田縞そのもののポテンシャルが現代でも期待されている、必要とされているということに面白く楽しみな未来が想像できます。
私も亀田縞の着物を1着愛用していますが、木綿着物の中では厚手の部類に入るかと思いますが、とにかく柔らかく着心地がいいのです。今の時期は普段着としてかなり重宝しています。
⻲⽥縞×FACTOTUMは現在CAMPFIREで限定アイテムを発表していますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。