山梨県の伝統工芸「甲州印伝」「ジュエリー」「郡内織物」の3つと山梨県在住のデザイナーが集結して、山梨の技術力が結集・駆使したiPhone専用の高級手帳型ケース「TSUNAGU」が発売されました。
山梨県には数多くの地場産業があり、その技術は長きに渡って代々継承されてきました。TSUNAGUに採用されている伝統技術を簡単にご紹介します。
山梨を代表する伝統工芸「甲州印伝」は、鹿革に漆で模様をつけるのが特徴。柔らかな手触りと独特の風合いは、袋物などによく使われています。
山梨の「ジュエリー」の歴史は古く、縄文時代にまでさかのぼれるほど。山梨県内には多くのジュエリー工場や美術館などがあったり、高い技術力は世界的にも有名。ジュエリーの出荷額は全国1位で、シェアの3分の1を占めています。
「郡内織物」は、独特の光沢や風合いで江戸時代から人々の心をとらえた「甲斐絹(かいき)」をルーツとしており、現在でも「先染め・細番手・高密度」の技術を誇る高級織物を生みだしています。国産のネクタイの4割は、この郡内産地で生産されているそう。
山梨の高度な加工技術が結集したTSUNAGUは、メンズとレディースの2モデル。手帳部分はいずれも鹿革の甲州印伝。
ブラックがクールな印象のメンズモデルには留め具部分に大粒のオニキスが配され、石の地金部分はシルバー925をいぶし仕上げ。レディースモデルのレッドは、やや暗めの赤色に印伝の艶やかな模様が映え、留め具にはシルバー925をニッケルロジウムメッキ仕上げで美しさが際立つデザイン。どちらも印伝の良さと絶妙な調和を見せています。
ケースを開くと、ロゴが細かい織りで表現されたジャガード生地。生地には傘と同じ加工が施されていて、撥水性、防水性にも優れています。
それぞれの素材、技術の特徴がうまく組合せられ、派手ではなくとも高いクオリティが随所に見られる、存在感たっぷりのiPhoneケースができあがりました。手にとって触れてみたくなるケースです。
iPhoneケース「TSUNAGU」は39,800円(税別)。携帯電話販売店「フォネット」、富士山世界遺産センター、インターネット通販「フォネットモール」で販売中。