全国的に有名な鳴子こけしの産地、宮城県の鳴子温泉郷でこけし尽くしの「全国こけし祭り」が開催されます。
鳴子温泉郷の中心に位置する鳴子温泉は、「こけし通り」と名付けられた商店街や、郵便ポストや公衆電話など、町並みのあちらこちらで鳴子こけしがお出迎えしてくれる「こけしのまち」。
「こけしのまち」鳴子で日本各地の伝統こけしが勢揃いする「全国こけし祭り」は、1948年に始まった「鳴子こけし祭り」を前身として1953年に「全国こけし祭り」と名称を変更し、今年で62回めを迎える伝統的なお祭りです。
鳴子温泉がこけしファンの熱気に包まれるこけしでいっぱいの3日間に、さまざまなこけしイベントが開催されます。
こけし供養祭
温泉神社境内で開催される「こけし供養祭」は、こけし祭りの前夜祭イベント。全国各地から寄せられた壊れたり傷ついたりしたこけしたちに感謝しながら供養する儀式。
こけし奉納式
こけし祭りの開会前に執り行われる行事。温泉神社で拡散値の伝統こけし工人が温泉神社にこけしを奉納します。
こけしの実演展示即売
鳴子小学校体育館に作られたこけし横丁で、伝統こけし工人がこけしの絵付けをして販売します。工人の作業を間近に見られたり、直接ふれあい語らう貴重な機会。当日は朝から行列ができるほどの人気イベントです。
こけし座談会
クリエイターやタレント、こけし愛好家や伝統こけし工人を交えたトークイベント。トークの開始前には、夜のフェスティバルパレードに登場する鳴子踊りも一足お先にお披露目されます。
こけしコンクール
全国の11系統の伝統こけし工人・約150名が腕をふるった300点の出品作品の中から、最高賞の文部科学大臣賞をはじめ、31の賞が選ばれます。現代の伝統こけしの最先端が集結する品評会です。
フェスティバルパレード
人が中にはいれるサイズの「張りぼてこけし」やゆるキャラ、万燈神輿が温泉街を練り歩くフェスティバルパレード。張りぼてこけしの中には一般募集した方が入れるんだそうです。こけし柄の浴衣がすてきなおねえさん方の鳴子踊りも必見。
こけしの産地で名湯とこけしを満喫できる「全国こけし祭り」。こけし好きなら一度は参加してみたいお祭りですね。イベントの詳細は公式サイトでご確認下さい。