日本の技術力の高さは本当にすごい!驚くべきロボットがたくさん生まれ、そして現場で活躍しているんです。
歯科実習用ロボット・シムロイド
シムロイドはとっても精巧に作られている人型ロボットです。
どのくらい精巧かというと、遠目に見たくらいでは人と全く区別がつかないくらい。
なぜこんなに精巧に作られているのかというと、歯科実習の際により現場に近い感覚で、コミュニケーション能力なども同時に養っていくためだということです。
とにかく表情が豊かでとってもリアルなシムロイド。
眼球も動きますし、実際の人と同じような表情を作ります。
しかも実習中に歯を削りすぎてしまうと、「痛い」という表情や動作をします。
これはもう本物の人を相手にしているのと同じ感じですね。
もちろん受け答えもできますから、会話という点でも基本的なやり取りの実習が可能です。
実際にシムロイドを導入している大学では、実習中のやり取りをデータとしてとっておいて、それを元に指導を行ったりもしているそうです。
これなら現場でもすぐに働けるようになりそうです。
サイボーグ型ロボットHAL
HALは体に身につけることで動作を補佐してくれるというサイボーグ型ロボットです。
どんなふうにして動くのかというと、「ここの筋肉を動かそう」と考えた時に脳から筋肉に伝わる微細な電流をセンサーでキャッチして、その情報をもとに装着者の筋肉と同じ動きをするというロボットです。
利用範囲は幅広く、介護や福祉の現場で働くスタッフ・重労働の現場・災害現場でのレスキューなどが考えられています。
また、身体機能に障害を持った方がもう一度ひとりで体を動かせるなるようにするための助けとしても使われています。
もう2度と歩けないと沈み込みがちになっていた方でも、HALを使ってリハビリを続けているうちに前向きになれるようになったという話もあります。
ロボットはただニーズを満たすだけでなく、希望を抱かせてくれる役割も担っているんですね。