日本海軍が建造した史上最大の戦艦・大和。太平洋戦争で使用された大和は1945年に鹿児島県枕崎市沖に沈みました。
沈没した戦艦大和の姿は1985年、1999年の調査でアナログ映像として撮影されましたが、この度ハイビジョンカメラでの撮影が行われることになったと伝えています。
太平洋戦争末期に鹿児島県枕崎市沖の海底約350メートルに沈んだ戦艦「大和(やまと)」。建造の地・広島県呉市が10日、行政機関としては初めての潜水調査に乗り出す。
朝日新聞デジタル
TVアニメ「宇宙戦艦ヤマト」の影響もあり、日本軍が建造した戦艦の中でも知名度の高い戦艦・大和。新たな映像を待ち望んでいる人も少なくないでしょう。
これまでの2回の調査はいずれも民間による調査でしたが、今回は広島県呉市による調査となります。調査ではハイビジョンカメラでのデジタル撮影のほか、レーザー光線を用いて厚みや大きさを計測し、大和の飛散状況も調査するとのこと。5月10日に港を出港し、調査は約2週間ほど行われるそう。
撮影された映像は呉市の大和ミュージアムにて公開予定となっており、調査結果を展示資料に反映する予定とのこと。なお、今回の調査では遺品などの引き揚げは行われないそうです。
Source: 戦艦「大和」をデジタル撮影へ 広島・呉市が潜水調査:朝日新聞デジタル
写真出典: Wikipedia