オンキヨーからとっても楽しみな音響技術が開発されましたよ。今回同社が発表したのは、和楽器の心地良い響きに注目して開発された音響技術。
その技術を採用してスピーカーシステムとヘッドホンの開発に成功したそう。素材には古くから箏や琵琶などの和楽器に使用される「桐」が使用されており見た目もとっても素敵。日本の伝統工芸品のテイストが溢れています。
見た目の美しさだけでなく桐を使用するには理由があり、桐は木材の中でも軽い素材のため音響変換効率に優れているんだとか。
さらに内部構造にも和楽器の特徴が生かされているんです。スピーカーボックスの側板には祭り用の和太鼓などに採用されている「網状鱗彫り」加工が施されているんです。この加工によって低音の響きが豊かになり、自然で心地良い響きを実現しています。
そしてヘッドホンの内部には筝や三味線などの和楽器の名器に採用されている「綾杉彫り」加工が施されています。
今回発表されたスピーカーとヘッドホンはこのまま発売されるということではなく、この技術を生かして2016年下半期以降の製品化や他のAV事業に生かされていくそうですよ。