今見ても素敵デザイン!昭和初期のレトロな観光ポスターが一堂に会す展覧会「ようこそ日本へ:1920‐30年代のツーリズムとデザイン」

増田 吉孝

昭和レトロや昭和モダン、レトロモダンなどといった雰囲気のデザインが好きな人にはとっても魅力的な展覧会が開催されていますよ。

企画展「ようこそ日本へ:1920‐30年代のツーリズムとデザイン」は、1920〜30年代にかけて海外に向けに制作された、日本への観光誘致キャンペーンのポスターが一堂に会する展覧会です。

以前Japaaanでもこの時代の観光ポスターのまとめを紹介させていただきましたが、独特なデザインセンスが光っていて今見てもアート作品として楽しめるクオリティなんです。

いま見ても新鮮デザイン!レトロ感が満載な昭和の時代の日本観光PRポスターまとめ

鉄道や航路などの交通網が整備されてきた第一次世界大戦後、世界的にも海外旅行ブームが始まりました。日本にも海外から観光客が押し寄せてくる時期でもありました。

近年、日本はインバウンドに向けたキャンペーンが数多く行われており、それに合わせてネットでもインバウンド向けのサービスやウェブメディアが日々登場してきていますが、1920〜30年代も日本では「観光立国」をめざして外客誘致キャンペーンを展開していました。

その当時のキャンペーンのために制作されたポスター、グラフ誌、パンフレットなどが展示される展覧会。出品作品リストを見るとその数は120以上にものぼります。当時の流行デザインがふんだんに盛り込まれた作品を目の前に、当時の日本のイメージを探ってみてはいかがでしょうか。

「ようこそ日本へ:1920‐30年代のツーリズムとデザイン」は 2016年1月9日(土)〜2月28日(日)まで、東京国立近代美術館 ギャラリー4で開催中です。また2月7日(日)は無料観覧日になっていますので、予定が合えば是非出かけてみてください。

ようこそ日本へ:1920‐30年代のツーリズムとデザイン | 東京国立近代美術館

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