東京の中目黒にある「郷さくら美術館東京」で現代日本画で動物を描いた作品を集めたコレクション展『ワン・ニャン・鳥さん 大集合』展が開催中です。
現代でも人間の身近で生きてきた犬、猫、鳥。愛玩動物としても不動の人気を誇ります。その歴史は古く、犬は縄文時代から狩猟のパートナーとして飼われていて、人間との関係が最も古い動物です。
一方、猫が日本にやってきたのは530年頃の仏教伝来と同時期だと言われています。船上でのネズミの害から経典を守るために一緒にやってきたようです。
日本画の世界においても犬、猫、鳥たちは可愛らしい動物として度々登場し、特に草木と一緒に鳥や小動物を描く「花鳥画」の作品は、古くから日本人に親しまれてきました。
本展では、現代日本画で描いた作品30点余をご紹介。動物たちの可愛らしい姿、きりりとした姿が大集合です。カマキリを見つめる犬、もふもふの猫、どれも微笑ましくて癒されますよ。
また併設展として、桜の絵画だけを集めた展示室「桜百景」で「桜百景vol.3」も開催中です。こちらでは全国の桜の名所・名木を描いた作品を中心に10余点をご紹介しています。桜の名所、目黒川のほとりの美術館で季節はずれのお花見をお楽しみください。