日本の小学生の勉強風景で昔から変わらず思い浮かぶ、ショウワノート株式会社の「ジャポニカ学習帳」。そこから思い出すのはあの「昆虫の表紙」ですよね。しかし近年、親や教師から表紙に対する不評が多数寄せられたことによって、代名詞となっていたおなじみの表紙が廃止になるという事態になってしまったのは記憶に新しいところ。
筆者もよく使っていたので、この件はとても残念な事と思っていた今日この頃、素晴らしいトピックをキャッチしました。それがこちら!
そして去る7月7日、その投票結果を両社が発表し、年代別ランキングは以下のようになりました。
・1970年代 1位 「ジャポニカ学習帳 1977年頃発売 理科 横」(表紙:クワガタ)
・1980年代 1位 「ジャポニカ学習帳 1986年頃発売 国語 18マス」(表紙:カブトムシ)
・1990年代 1位 「ジャポニカ学習帳 1993年頃発売 漢字練習帳 200字」(表紙:蝶)
・2000年代 1位 「ジャポニカ学習帳 2004年頃発売 社会 10mmマス」(表紙:蝶)
投票の内訳では、約5割の方が1970年代の表紙に投票しているそうです。これはまさにジャポニカ全盛期とも言える時期に小学生だった「ファン」による力の大きさを物語っています。逆風もなんのその。実際に使っていた方の愛情は不変なんですね。
このランキング結果を受けて「Amazon.co.jp」の文房具・オフィス用品ストアでは3000セット限定で「歴代ジャポニカ学習帳 復刻版5冊セット」(1080円)の予約受付をすでに開始しています。正式発売は8月7日(金)の予定。内容は投票結果により各年代の1位となった表紙のノート4冊で、それらに加えて1970年発売の最初のシリーズの1つだった「ひまわり」の表紙によるノートがセットになった計5冊となります。
考えてみれば数多あるノートの中で、ブランド名や写真とともに記憶できる種類は他にあまりない気がします。つまりそれだけ子供達の心を捉える強烈なインパクトがこのジャポニカシリーズにはあったということでしょう。今回のセットは数量限定。今となっては貴重な昆虫表紙なので、このチャンスは絶対逃したくないですね。