田んぼに色の違う稲を植えることで広大なアートを描き出す青森県田舎館村の田んぼアート。クオリティの高さから日本一の呼び声も高く、日本全国から25万人もの観光客が訪れる一大イベントとなっています。
2015年は映画「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」と田舎館村がコラボレーション。スター・ウォーズファンならずともおなじみの人気ドロイド「C-3PO」と「R2-D2」、新キャラクターの「BB-8」が、横154メートル×縦69メートルの広大な敷地に描かれます。
6月9日、地元の農家のみなさんや保育園児たちが田植え作業に励んでいるところへ、帝国軍から田んぼアートの警護任務のためストーム・トルーパーが登場。下は5歳から上は80歳までの老若男女が泥まみれになりながら、スター・ウォーズのデザインに沿って苗を植えました。ストーム・トルーパー、張り切って任務にあたっていますが、背景との違和感がハンパありません。
最初はちょっと怖がっていた様子だった子どもたちも、一緒に記念写真を撮る頃には笑顔ですっかり仲良し。
田んぼアートを担当する田舎館村企画観光課商工観光係係長の浅利高利さんは、ご自身も「スター・ウォーズ」ファンなんだそう。題材の決定時にはご年配者も多く「スター・ウォーズ」と聞いてもきょとんとする評議会の皆様を「これをやっておけば間違いない」と説得したそうです。細かい線で構成されたドロイドたちの図案はディズニーが監修。アートのテーマを発表した時には、村のFacebookページのアクセス数が何倍にも跳ね上がったそう。
第一田んぼアートは往年の名画「風と共に去りぬ」がテーマだそうです。どちらも世界的に人気の名画。海外からのお客様が増えるかもしれませんね。
これからの生育が楽しみな田んぼアート。7月から8月にかけて見頃を迎える予定とのことです。夏休みには田んぼアートを鑑賞しに青森へお出かけしてみてはいかがでしょうか。田舎館村の公式サイトでは、稲の生育の様子が更新されていますよ。
via: シネマトゥデイ