日本とアジアを股にかけて活躍しているDJであり、他あらゆるアーティストのリミックスやプロデュースも手掛けるDJ DAISHI DANCEが、このほど発表するアルバムに先駆けて新曲のミュージックビデオを公開しているのですが、その撮影場所というのがあの長崎県の「軍艦島」じゃないか!と話題になっています。
長崎港の南西の海上にある「軍艦島」こと正式名称「端島」(はしま)は、明治から昭和にわたり海底炭鉱によって栄えた島で、東京以上の人口密度を有していたことでも知られています。閉山により無人島となって久しいですが、島に現存する集合住宅などロマンを誘う景観もあってか、たびたび映画や小説のモチーフにもなっています。
4月22日(水)リリースのリ・エディット ベスト・アルバム「DAISHI DANCE Re-EDIT BEST TIME TRAVELER」の1曲目に収録されている「P.I.A.N.O. Renovation. (MUSH UP ANTHEM) feat. 吉田兄弟」のビデオがそのようです。では見てみましょう。
空から縦横無尽に駆け巡るアングルはクールですね!それに加えて今回のコラボアーティストがDAISHI DANCEと同様グローバルに活躍している津軽三味線の吉田兄弟というのもポイント。スピーディーな映像に三味線の軽快な音色が見事にハマっています。
とりわけ今回のすごさは、この映像の撮影をDJ DAISHI DANCE自らが行ったということ。一体どうやったのでしょう?
カメラが搭載された無人航空機をDAISHI DANCE本人が操り、近づけるところは限りなく接近し、とても迫力ある作品になっています。世紀をまたぎ今も残る軍艦島の歴史を約3分間でドキュメントしたわけですね。
このミュージックビデオは本当に強く引き込まれます。わずか3分とは思えないほど景勝地としての軍艦島の魅力を存分に伝えてくれます。歴史的価値を新鮮に伝えていくアーティストとして、注目の存在ですね。