尾形光琳亡き後の日本画の世界を生きた天才絵師、伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)と与謝蕪村(よさぶそん)の展覧会がいよいよ開催されますよ!
2015年03月18日(水)からサントリー美術館で開催される「生誕三百年 同い年の天才絵師 若冲と蕪村」は伊藤若冲と与謝蕪村という日本画界のゴールデンコンビ(いわゆるジャクソンコンビ)の生誕300年を記念して開催される展覧会。
そうなんです。若冲と蕪村は同い年なんです。若冲は京都、蕪村は大阪で生まれその後お互いが日本画界に大きな影響を与える人物となります。
展覧会では若冲と蕪村の代表作品を始め、新出作品も紹介されることになっています。展示構成もおもしろく若冲と蕪村が同い年という部分にフォーカスし、「40歳まで」「40代から50代にかけて」など年齢によって章が分けられたりもしていますね。
- 第1章 京都ルネッサンス
- 第2章 出発:40歳まで
- 第3章 画風の確立:40代から50代にかけて
- 第4章 新たな表現への挑戦
- 第5章 中国・朝鮮絵画からの影響
- 第6章 若冲・蕪村クロスロード:交差する交友関係
- 第7章 翁の時代
筆者の中では与謝蕪村は俳人としてのイメージが強かったのですが、重要文化財になっている鳶鴉図はとっても力強く、さらに蕪村は俳句の世界を絵に描き起こす「俳画」の創始者でもあるとのこと。
Japaaanではこれまでに伊藤若冲の作品を幾つか紹介していますので若冲の凄さはみなさんも承知の通りだと思いますが、同じ時代を生きたもう一人の天才 与謝蕪村の作品も本展覧会では注目してみたいですね。
これまでにJapaaanが紹介した伊藤若冲の作品はこちらからどうぞ。ゆるカワすぎるお猿さんなんて最高ですよ。
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