「にらめっこ」の起源、実は誰もが知る平安時代のあの武将がきっかけだった!?

雲川ゆず

「にらめっこしましょ 笑うと負けよ あっぷっぷ!」のかけ声で、それぞれがおもしろい顔をして、先に笑った方が負け。

そんな「にらめっこ」遊びは、みなさんも子どものころから親しんできたのではないでしょうか?

では、みなさんは「にらめっこ」のはじまりを知っていますか?単なる子どもたちの遊びとして生まれたかと思いきや、実は歴史上の超有名人物がかかわっていました。

この記事では、そんなにらめっこの知られざるルーツに迫ってみたいと思います。

平清盛が起源という説

にらめっこの起源には諸説あります。そのなかでも、有名な説が、平安時代の終わりごろに活躍した平清盛(たいらのきよもり)が関係しているというもの。

当時は「にらめっこ」ではなく「目くらべ・目競」という名前だったとか。

平家の栄枯盛衰や武士階級の台頭などが描かれている『平家物語』の一部をわかりやすいように絵にした書物によると、平清盛が骸骨と「目くらべ」を行い、彼がにらみつけたところ、目力で骸骨を退治したという話があります。

ちなみに、目くらべで勝つことを「目勝ち」と呼んだとか。名称については、「にらみつける」が「にらめっこ」に変化したといわれています。

「目くらべ」の目的としては、戦いで武士が負けないように、敵を正面から見る訓練のためだったと考えられています。

3ページ目 笑ったら負けになったのはいつから?

次のページ

この記事の画像一覧

シェアする

モバイルバージョンを終了