「考えない」ことに行き着いた若きお坊さん小池龍之介

Japaaan編集部

この頃はやっている本があります。
「平常心のレッスン」
「さみしさサヨナラ会議」
「ブッダにならう 苦しまない練習」
「考えない練習」
これらは全て小池龍之介とうお坊さんによって書かれた本です。お坊さんとはいっても現在33歳とまだまだ若い。
本の内容は仏教の教えをもとにして書かれたもの。それだけを聞くと年配の方に人気なのかな?と思いきや、これが若い世代に人気なのです。

考えないことに行き着いた

現在の座禅ブームの火付け役でもある小池龍之介ですが、もともとは煩悩いっぱいの普通の人だったんだそうです。
今の人柄や話し方を見てみると、全くそんなふうには見えないのですが。
そして悩んで苦しんで修行して、結果として行き着いたのが「考えない」ことなんだそうです。

ただ単純に自分達より長く生きている大人に「考えない」ということを言われたって、きっと若い人に受け入れられる本にはならなかったんだと思います。
大切なのは、小池龍之介自身が悩みに悩んでいたことではないでしょうか。
自分たちと同じような環境の中で苦しんでいた人の言うことだから信頼できる、そんな雰囲気がどこかにあったのだと思います。

感じることの大切さ

「考えない」という中で生まれる心の平穏をしっかりと受け取るために必要なことが、しっかりと感じるということなのかもしれません。
食事をする時だって、このご飯の味を味わい尽くせいているかと聞かれたら、ちょっと自信の無い人が多いんじゃないかと思います。

小池龍之介のライフスタイルでは、ご飯を食べる時に一口含んだら箸を一旦置いて100回程度噛みます。
とにかく完全に味わい尽くすのです。
こうして感じることで、生きている臨場感=幸福を感じ取れる感度があがるのかもしれませんね。

家出空間 ←小池龍之介の出版物や正現寺・月読寺についてのお知らせが見られます。

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