葛飾北斎の代表作品である北斎漫画 第12編に手軽に河童を釣るライフハックが紹介されていました。
一般的に河童はキュウリが好物と言われていますが「河童を鉤ルの法」と題されたこの絵にはキュウリすら使わない手軽な方法が紹介されています。その方法がこちら。
そう、尻で釣る!
とっても間抜けなこの方法ではありますが河童を釣るには一番の近道。ただこの方法には危険が伴います。
実は河童の好物はキュウリではなく尻子玉である…という説があります。尻子玉とは人の肛門内にある臓器の一つとされていて、その尻子玉を狙ってきた河童を仕留めるという方法をこの絵は表現しているのです。
危険が伴うというのは、実は尻子玉を抜かれた人間は腑抜けになってしまうと言われているから。諸刃の剣と言っても過言ではないこの方法、試すか試さないかはあなた次第です。
ちなみになんで河童はキュウリが好きなのでしょうか?実は河童は水の神様が落ちぶれた姿と言われていて、水の神様にはキュウリを供えるという風習があり、河童も同様にキュウリを好むと考えられているんです。
この河童を鉤ルの法が描かれた北斎漫画 第12編は国立国会図書館デジタルコレクションで公開されています。
北斎漫画. 12編