2015年は琳派400年の年。本阿弥光悦が、京都洛北鷹峯に「光悦村」を開いてから400年目なんだそうです。
これを記念したイベントの一つとして、京都国立博物館で琳派をテーマにしたプロジェクションマッピング企画が発表されました。同館の壁面に「21世紀の風神・雷神伝説」を投影します。主催は「琳派400年記念プロジェクションマッピング委員会」。
世界初となる10K作品は、「風神雷神図」をモチーフにした25分間の映像。「太宰府に流された菅原道真の恨みと出会った風神と雷神が、その願いを聞き届け、京都に災いをもたらそうと琳派400年に沸く京都に向かう――」というストーリーに期待がふくらみます。京都大学学術情報メディアセンター教授の土佐尚子さんが製作を行っています。
画像:烏丸経済新聞
「琳派は『たらし込み』と呼ばれる技法を編み出したが、絵の具やオイル、ビーズや花などに振動させた様子をハイスピードカメラで撮影することで、現代の技術で、身近な生活の中に琳派の世界を作り出した」と土佐さん。
イベント後は、世界ツアーも行うといい、ミラノ万博のジャパンデー(7月半ば)や、シンガポールの国営劇場で上映する予定とのこと。
世界初の10Kプロジェクションマッピングって、どんな映像なんでしょう。まったく想像がつきませんが、開催が楽しみですね!
プロジェクションマッピング「21世紀の風神雷神伝説」
開催期間:3月12~15日
上映時間:18時30分~20時30分(休憩をはさみ3回上映)
会場:京都国立博物館
料金:入場無料 ※要事前申込
琳派400年記念プロジェクションマッピング 京都府 × 土佐尚子プレゼンツ「風神・雷神」