柴犬が天然記念物だって知ってた?でもなんでペットとして飼育して良いの?

Japaaan編集部

文部省によって天然記念物に指定された日本犬7種の中で最も小さく、最も古くから存在していた犬種が「柴犬」です。日本犬と言えば「柴犬」といっていいほど、広く愛されています。

ちなみに天然記念物に指定されている日本犬は秋田犬、甲斐犬、紀州犬、柴犬、四国犬、北海道犬と、すでに純血種が絶えている越の犬。

柴犬

柴犬(しばいぬ、しばけん)は、日本古来の犬種。オスは体高38 – 41cm、メスは35 – 38cmの小型犬種。国の天然記念物に指定された7つの日本犬種(現存は6犬種)の1つで、指定は1936年(昭和11年)12月16日。現存6犬種中唯一の小型犬種だが、飼育頭数は最も多く、日本犬の代表格ともいえる。柴犬 – Wikipedia

忠犬ハチ公も柴犬です。 2015/7/23修正: Twitterにて忠犬ハチ公は秋田犬とのご指摘をいただきました。

でもちょっとまって・・・天然記念物なのにペットとして飼育してもいいの?

いいんです!!

柴犬は1936年(昭和11年)に天然記念物に指定されました。天然記念物は生息していることが重要なため「傷つけたり採取したりしてはいけない」のですが、種の保存のため、飼育・繁殖はしてもよいのだそうです。"特別"天然記念物(イリオモテヤマネコ、トキなど)に関しては飼育するのに文化庁長官の許可が必要なので、無許可での飼育は違法です。

元は日本海側の山岳地帯で狩猟犬として飼われていた柴犬は、地域によって少しずつ種がちがっていました。洋犬が多数輸入されてきた時期には、この地域での純粋な柴犬の頭数が激減。天然記念物に指定されて、血統が保護されました。

その後も第二次大戦の食糧難や犬ジステンバーの流行などの危機で頭数が減少しましたが、保護運動でなんとか乗り越えてきたのだそう。

意外と苦労してきたんです。

現在多数を占めている信州柴犬は、じつは島根産と四国産の交配種が源流で、信州地方原産種ではないため、犬種名に地方名が付いていません。地方名が付いていないのは天然記念物の日本犬の中で柴犬だけ。

黒柴犬

日本犬は三角形に尖った耳、鼻先が細くてくさび形をした頭部、くるりと巻き上がった尾。が特徴。日本犬の体型は、犬そのものの原型を強く残していると言われています。日本犬は姿勢がよく、きりりとして凛とした雰囲気がありますね。武士の佇まいをも彷彿とさせるような。

柴犬は忠実で警戒心の強い性格で、番犬としてぴったり。主人以外にはなつかないと言われています。

ご主人様の言いつけをちゃんと守ります。

柴犬は小説や映画、ドラマ、漫画の主人公としても活躍中。海外でも日本的な魅力が評価され、「SHIBA」「SHIBA DOG」として注目されているそうですよ。

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