口から出る6体の仏を表現したとても珍しい仏像「空也上人立像」が、海洋堂によって初のフィギュア化!「六波羅蜜寺公認 空也上人立像」が発売されます。
上人が「南無阿弥陀仏」と唱えると、その声が阿弥陀如来の姿として現れたという言い伝えを立体化した、鎌倉時代を代表する仏師・運慶の四男・康勝による「空也上人立像」。
仏像ファンの間でも人気の高い作品ですが、このほど、特別展「空也上人と六波羅蜜寺」の開催を記念して、六波羅蜜寺公認で海洋堂によってフィギュア化されました。
六波羅蜜寺での綿密な調査をもとに、全高約117センチの実物を全高約13センチに凝縮して細部まで再現。3Dデジタル技術を駆使して縮小を掛けながら、破損の危険がある部分には一部アレンジを加え、このサイズでも本来の魅力を表現するために造形作家による手作業の仕上げも加えているそうです。
口から出る6体の仏は、空也上人が「南・無・阿・弥・陀・仏」と念仏をとなえると、その6字に当たる小さな6体の阿弥陀如来の像を表現したもの。全高約13センチのフィギュアでは5ミリに満たないサイズとなるため強度を増すようにアレンジをかけつつも、1体1体微妙に異なるお姿や間隔、角度に至るまで、実物の雰囲気を再現しています。
空也上人立像の表情、手足に浮き出た血管等の肉体表現、6体の化仏、鉦鼓、鹿杖など細部まで精巧に再現された「六波羅蜜寺公認 空也上人立像 ポリストーン製塗装済完成品」は2022年3月1日から、特別展「空也上人と六波羅蜜寺」会場特設ショップ等で発売されます。
※掲載の画像は開発時サンプルの為、実際の商品とは多少異なる場合があります。
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