「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展」が、岡山へ里帰りしたそうです。
現代日本文化の最先端を走り続けてるともいえそうな「ヱヴァ」と、日本文化の真髄ともいえそうな日本刀の、出会い。当初こそ、どうにもこうにも無理矢理というか強引というか、そもそも「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展」という素っ気無さ過ぎるタイトルからして武士の潔さ過剰な感があったもんですが、いざフタを開けてみたら、「案外、違和感なし」の声、多し。いろんな方面に衝撃と示唆を与えた展覧会なわけです。
この展覧会が最初に行われたのは、備前長船刀剣博物館。備前というのは、もちろんあの備前焼の備前であります。備前のすぐ近くの長船というところは、昔から刀剣の里として有名だったとか。その縁で刀剣博物館が建ち、企画として「ヱヴァ」とのコラボを行った、と。で、ロンギヌスの槍などの本気度合が、多くの人の心を打った、と。で、その備前長船があるのは、岡山県である、と。
反響が大きかったのか、「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展」は岡山を飛び出して、全国7都市を巡回。さらには海外へも飛び出して、今年4月にはパリ、7月にはマドリードでも開催決定。ただその前に、県内で改めて展示を行おうということで、現在、岡山市北区の林原美術館で「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展」、開催中です。エヴァフォントで見ると格好良さそうな「欧州巡回壮行特別展」のサブタイトルつき。手直しされた作品や、渚カヲル仕様の刀などの追加アイテムもあるんだとか。
いわば里帰りした「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展」、リピーターの方や見逃した方は、旅行を兼ねて出かけてみるのもいいんじゃないでしょうか。期間は3月23日まで。
ヱヴァンゲリヲンと日本刀展 – テレビせとうち
欧州巡回壮行特別展「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展 刀匠たちが挑んだエヴァンゲリヲンの世界」(PDF) – 林原美術館
林原美術館 – 公式