左官、茅葺、畳など…日本の木造建造物を受け継ぐための伝統技術17件がユネスコ無形文化遺産に登録勧告!

Japaaan編集部

16日、ユネスコ無形文化遺産の評価機関が、日本の「伝統建築工匠の技:木造建造物を受け継ぐための伝統技術」を、無形文化遺産に登録するとの勧告をしました。

文化庁が平成30年に無形文化遺産への提案案件として決定した「伝統建築工匠の技:木造建造物を受け継ぐための伝統技術」は、国の選定保存技術のうち17件の技術から構成されるもの。

木・草・土などの自然素材を建築空間に生かす知恵、周期的な保存修理を見据えた材料の採取や再利用、健全な建築当初の部材とやむを得ず取り替える部材との調和や一体化を実現する高度な木工・屋根葺・左官・装飾・畳など、建築遺産とともに古代から途絶えることなく伝統を受け継ぎながら、工夫を重ねて発展してきた伝統建築技術です。

その17件はこちら。

「建造物修理」、「建造物木工」、「檜皮葺・杮 葺」、「茅葺」、「檜皮採取」、「屋根板製作」、「茅採取」、「建造物装飾」、「建造物彩色」、「建造物漆塗」、「屋根瓦葺(本 瓦 葺)」、「左官(日本壁)」、「建具製作」、「畳製作」、「装潢修理技術」、「日本産漆生産・精製」、「縁付金箔製造」

今回の勧告を受け、2020年12月14日~12月19日の間、パリで開催される第15回政府間委員会において最終決定がなされる予定となっています。

報道発表 – 文化庁

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