実写版「るろうに剣心」最終章の公開が迫っています。漫画原作の実写映画化としては興行的にも大成功をおさめている本シリーズ。公開を心待ちにしているファンも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、最終章に向けて過去シリーズをおさらい。まだチェックしていないという方も、この機会に本作の魅力に触れてみて欲しい。
「るろうに剣心」とは
原作は「和月伸宏」が週刊少年ジャンプに連載していた漫画作品「るろうに剣心—明治剣客浪漫譚—」。1990年代半ばのジャンプにおいて人気を博した累計発行部数7200万部以上の大ヒット作品だ。
舞台は近代化の波が押し寄せる明治初期の日本。幕末に凄腕の殺し屋「人斬り抜刀斎」として暗躍した主人公「緋村剣心」は、明治以降「不殺(ころさず)」の誓いを掲げ流浪人として生活していた。
ひょんなことから東京の「神谷道場」に居候することになった剣心は、己の中に存在する人斬りとしての自分と共存しながら、仲間と共に明治という時代を生き抜いてゆく。
(ジャンプSQ公式サイトより)
全「5作」からなる実写映画版
実写映画版では主演に「佐藤健」を迎え、武井咲・青木崇高・蒼井優・江口洋介といったレギュラーメンバーが脇を固める。
2010年に公開されたシリーズ1作目では「東京編」が描かれる。主要キャラクターとの出会いから、悪徳商人である武田観柳斎に雇われた剣客「鵜堂刃衛(役:吉川晃司)」との死闘までを映像化。
2年後の2014年に公開された第2作・3作は連作で、原作でも人気の高い「京都編」を描く。明治政府によって剣心の後釜として人斬りを任され、使い倒された挙句に殺されかけた「志々雄真実(役:藤原竜也)」は復讐のため京都で暗躍する。志々雄に過去の自分を重ねた剣心は決着のため京都行きを決意して⋯⋯。
そして、2020年公開予定のシリーズ4作目と5作目では、剣心の左頬にある十字傷の秘密が解き明かされる。剣心と深い因縁をもつ男「雪代縁(役:新田真剣佑)」の登場によって明かされる、今まで語られることのなかった人斬り抜刀斎としての過去。「人誅編」。
公開までに過去作をチェックすべし
るろうに剣心はシリーズ作品であるため、完結編を楽しむためには過去作をチェックしておきたい。原作の漫画は「新書版(全28巻)」「完全版(全22巻)」「文庫版(全14巻)」というラインナップ。
原作では実写化されていないエピソードや、時間の都合で省略されたカットも多く、映画公開前に読破しておくことをオススメする。
また、公開済の3作品も忘れずに見ておこう。最終章だけでもそれなりに楽しめるだろうが、キャラクターやシナリオなど前後の繋がりを理解しておいた方がより熱狂できるだろう。
最新作「るろうに剣心」最終章The Final/The Beginningは2020年7月3日/8月7日公開予定だ。